窓から見た久しぶりの空
夏なのに寒そうで
死神が悪い奴と手を組んで
暇潰しの餌食えじきを探す みたいな
クリーム色の電球が照らす
申し訳なさそうな
カーテンが揺れる度
平等な時間の残酷さを強調してくる
たまにはそう少年漫画のように
最後には勝ちたいし
自分が世界に必要とされる人間になりたいと思う
あるいはこう胸糞映画のように
意味不明な死に方をする
利き手で一発殴ってやるから
起きろ笑え昔みたいに
神様がいないからこんなにも苦しいんだ
在り来たり 愛したり 八つ当たりの物語
神様がいないから自分でなんとかするんだ
頼りない 当てもない 意味がないおまじない
夏の夜の夢よ 元気にやっとんかえ
返事しろ
♪
一階のレストランのメニューは
どれもパッとしなくて
和風のパスタだけはまだマシだから適当に指をさして
微笑む
自分が家族に怒鳴った時の事
思い出す度に吐きそうになる
死神が手土産にデパ地下の洋菓子の缶を差し出す
助けてもう何も悪い事しませんから
毎日明るく生き続けるから返して欲しいです
月明かり 雲が邪魔するスポットライトは
下を向き続けるお前の顔を
悪く照らす角度知ってる
神様がいないからこんなにも苦しいんだ
在り来たり 愛したり 八つ当たりの物語
神様がいないから自分でなんとかするんだ
頼りない 当てもない 意味がないおまじない
冬の朝の幻 止まらない歌を歌う
まだ歌う
あなたのために頑張った
色んな事褒めて欲しい
止まらないこの歌なら
あの世に届くかもしれない
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