頭蓋の奥が少し焼け爛れた様で
痺れた感覚が少し心地良くなり始め
一時の悦楽に己が凪を賭して
見返り美人さえ捩じ切れる程首を捻る
花は移ろう時の中 姿形を変え生まれ変わる
人は移ろう時の中 相も変わらず
狂い悶える
歪んだ花鳥風月 幸も不幸も紙一重
首落ちるか それとも五光に照らされるか
花擦り合わせては 一喜一憂 刹那遊戯
人の生き死になど皆こんなモノでしょう?
渇いた花を濡らしましょう
頭蓋の奥はもう黒く爛れた様で
無垢な私はもう何処にも見当たらないのです
首を括る人と其れを見て嗤う人
見返り美人さえ面の皮捲れば同じ
腐った花鳥風月 当に旬は過ぎ去った
合わせる花見失い 指を咥え迷う
花擦り合わせては 哀歓悲喜 痛い痛い
人の生き死にさえ人の喜劇
壊れた花鳥風月 もう元には戻らない
その愚かしい命に人は舌舐めずり
夢を見たいでしょう? 現を抜かす程
誰に何を重ねて偽り続ける?
渇いた命濡らしましょう
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