乾く空に浮かび光る夜月
想い重ね 淡い胡鳥之夢
羽根を閉じて 空を眺めるだけ
決して触れる事は出来ない
揺れる籠の中 あなた重ね
唇噛みしめています
私は鳥籠の中 餌を待ち続けてる
ぽつり一人 愛と言う名の
伝えられない気持ちは何処へ帰るのですか
わかってる いいのです
一人ただ 鳴きましょ
月は隠れ 雲が空を覆う
泣いて泣いた それは蝉時雨
笑みを浮かべる 優しさが痛くて
フリをしてる わかってたのに
他の誰でもなく 私なのに
どうして良いか分からない
抜け出せない 微熱から
だからどうか側に居させて
ずるいあなたでいいので
一つ 餌が欲しいのです
墜ちる定めとわかっていても
月日は私の想い隠してくれるのですか
わかってる いいのです
一人ただ 鳴きましょ
こんな気持ちなら知らない方が良かった
そうも言えずに
だから だから
ずるいあなたがいいので
愛が欲しいのです
墜ちる定めとわかっていても
この夜が私の想い隠してくれるのですか
わかってる いいのです
籠の中 鳴きましょ
胡鳥蘭、胡鳥蘭
決して届かぬ
その月は未だ フレラレナイ
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