Get ready!
For the future
千年前に作られた歌が
今じゃもうとうに古典であるように
千年後これを聴く人間にとっては
この曲はもう クラシックなんだろうな
だけど俺は遠い遠い大昔の歌に
心が動くことだってあるから
遥か未来これを聴く奴らにとっても
そうであることを願っている
こいつ遂にスピったなと思われるかもしれないが
誇大妄想とは少しも思ってはいない
届かない心配はしていない
俺のこの音楽は 千年は余裕で壊れない
メーデー こちら2020年の東京
日増し強くなる ドブの臭いに辟易している
だが湿っぽい話は無しにしようぜ
新しい音楽が始まるはずさ
高速で回転する車輪を見ている
半分は眠りながら 次の街に向かっている
浮かび上がる残像が逆回転を始める
もう大人だから それが錯覚だと知っている
高架下の谷間に 飛び過ぎる家々に
どんな人がいて どんな暮らしがあるのかな
出会えないまま別れていく人たちに
いつか会いに行けたら うまく話せるかな
道の先は空に 月形のカイトが
白い弧を描きながら 高く高く飛んでいる
それを歌うどこか遠い国の讃美歌が
きれぎれの白線で ずっとループしている
車輪が弾いた小さな石つぶてが
クローバーを蹴散らし どこまでも転がっていく
シロツメクサが青い海へ続いている
夢を見るように道は続いている
スピードを上げて 前に進むこと自体が
未来を手繰り寄せる引力を生むから
ロックンロールは逆回転の力だ
例え何があろうとも この手は離すな
この道の先に 何も見つけられなくても
新しい音楽は始まるはずさ
からだは動く 耳はまだ聞こえる
心を埋めるために言葉を重ねる
Get ready!
For the future
俺は胸の鍵穴にぴったりと合わせて
鉄を削り鍵となる音楽を作った
音楽はもっと遥か遠くまで旅をする
回る時代のどこか 遠く帰る鍵穴を探す
さよならだけの命だとすれば
この鍵は未来の出会いの総体だ
普及品じゃ解錠されん錠前の
マスターは頑丈な千年の孤独だ
生きていくことはとても辛いことだ
泥のように眠り 朝を迎えるだけでやっとだ
墓標は連なり 花をたむけ続ける
心を埋めるために言葉を重ねる
だが湿っぽい話は無しにしようぜ
俺たちに立ち止まる 時間なんて無いよな
この宇宙がたちの悪い ジョークだとしたって
新しい音楽が始まるはずさ
Get ready!
For the future
魂は存在する
この胸の高鳴りこそがなによりもの証明だ
俺らが生きられる時間は短いが
もっと遠くまで届く光だってあるさ
さよならだけの命だとすれば
魂と魂はなぜ引き合うのか
からだは動く 耳はまだ聞こえる
心を埋めるために言葉を重ねる
高速で回転する車輪を見ている
半分は眠りながら 次の街に向かっている
浮かび上がる残像が逆回転を始める
夢を見るように道は続いている
俺は千年後の未来について 考えている
今生きてる奴は 間違いなくみんな死んでる
不思議な言葉で歌を歌いながら
流線型の都市が 遠くまで連なっている
そこには未来の俺やお前もいて
変わらず運命に毒づきながら
愛する人に捧げるために
毎日汗をかいて働いている
時間は繰り返しているっていう説もあるしな
もしも始まりと終わりが 繋がってるんだとしたら
旅路の果て 千年後
ドブ臭い川べりでビールを飲もう
三千 3020年, 3020 年まで ずっと友達でいよう
三千 3020年, 3020 年まで ずっと友達でいよう
三千 3020年, 3020 年まで ずっと友達でいよう
三千 3020年, 3020 年まで ずっと友達でいよう
Get ready!
For the future
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