雨が濡らす町並みを
小さな窓辺から君は
ただ過ぎていく人の流れ 見つめて
僕の帰り待ちながら
寂しさも隠したままで
優しく ほら笑いかける
一日一日と時を無駄にしないように
今日を語り合おう 眠らないで構わないよ
そばにいるよ
二度とは履けない赤い刺繍のトウシューズ
手のひらにのせ
描いてきた輝いた日々
すべてそっとしまい込むように
無力な ああ僕には何もできることなど
ありはしないというのか
君の手を握るだけ
愛の届く距離だねと
日だまりのベンチに座り
貴方のメロディ好きと言っては歌って
細くなった指でそっと
かきあげた髪が揺れながら
痩せた君を隠していた
誰より高く飛び 舞い踊る君の呼吸に誰も
近づけない 触れることも許されはもうしないよ
操られるまま道化師のマリオネットは芝居を続け
おどけながら進みゆく「時の針よ 止まれ」と願う
今すぐ ああ君を連れ去り二人で
悲しみも 終わりも来ない場所へ
駆け出してゆきたいよ
爽やかな風が吹き抜ける緑の頃
声を聞いたよ
僕を呼んだ 君の声確かに聞いた
そっと耳元で
追いつけない永遠の空を飛び越えて
希望という光のむこうがわへ
見送るしかないんだね
来世でもまた君を愛する
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