いつか僕らの上をスレスレに
通りすぎていったあの飛行機を
不思議なくらいに憶えてる
意味もないのに 何故か
不甲斐なくて泣いた日の夜に
ただ強くなりたいと願ってた
そのために必要な勇気を
探し求めていた
残酷な運命が定まっているとして
それがいつの日か僕の前に現れるとして
ただ一瞬 この一瞬 息ができるなら
どうでもいいと思えた
その心を
もう一度 遠くへ行け 遠くへ行けと
僕の中で誰かが歌う
どうしようもないほど熱烈に
いつだって目を腫らした君が二度と
悲しまないように笑える
そんなヒーローになるための歌
さらば掲げろ ピースサイン
転がっていくストーリーを
♪
「守りたい」だなんて言えるほど
君が弱くはないの分かってた
それ以上に僕は弱くてさ
君が大事だったんだ
「一人で生きていくんだ」なんてさ
口を突いて叫んだあの日から
変わっていく僕を笑えばいい
独りが怖い僕を
蹴飛ばして 噛み付いて
息もできなくて
騒ぐ頭と 腹の奥が
くしゃくしゃになったって
衒いも外連も消えてしまうくらいに
今は触っていたいんだ 君の心に
僕たちはきっといつか
遠く離れた太陽にすら手が届いて
夜明け前を手に入れて笑おう
そうやって青く燃える色に染まり
朧げな街の向こうへ
手を繋いで走って行けるはずだ
君と未来を盗み描く
捻りのないストーリーを
♪
瘡蓋だらけ 荒くれた日々が
削り削られ 擦切れた今が
君の言葉で蘇る
鮮やかにも 現れてく
蛹のままで 眠る魂も
食べかけのまま 捨てたあの夢を
もう一度 取り戻せ
♪
もう一度 遠くへ行け 遠くへ行けと
僕の中で誰かが歌う
どうしようもないほど熱烈に
いつだって目を腫らした君が二度と
悲しまないように笑える
そんなヒーローになるための歌
さらば掲げろ ピースサイン
転がっていくストーリーを
君と未来を盗み描く
捻りのないストーリーを
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