右肩に刻み込んだ潔さ
飛べないまま視線を吸う蝶々
目が合ったりすれ違ったりするのさ
言えないことまた増やしながら
じゃれ合うように絡んだ路線図を眺めたまま
見送った電車の窓
明日に向かって走ってく
空に登る冬の虹を見て
何年経っても身勝手でも君を待っていたのに
白い息と消えた独り言
一層泣いてしまえたら
...なんて思えるから
まだ生きていたいみたいだ
♪
失ったもの過ぎた日々のこと
綺麗に見えてしまって目を逸らす
知らない未だ未開封な気持ちがあるなら
触れてみたいけど
右肩に刻み込んだ潔さ
褪せた色は深層心理か
待ちぼうけて欠伸をしたら見えた
雨の気配 傘はいらないけれど
一歩踏み出して越えられたら終わる世界
最後のアナウンスだ
さよならは自分に
もう帰るよ 君のいない日々
空に登る冬の虹を見て
何年経っても身勝手でも君を待っていたのに
白い息と消えた独り言
誰も居ない 僕は居ない
窓を塗り替えてく街の景色
遠ければ遠いほどゆっくり過ぎていって
思い出を今は内ポケットに
この輪っかを抜けたなら
飛べそうな気がした
何処へだって行けるから
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