カッコばかりつけて
あーもう馬鹿みたいだな
金も無いのに次の店は俺が出すよ
なんて言ってみても
浮かない顔をしてるから
このまま帰ろう
強い酒でも飲んで眠ろう
一緒にいる時は笑ってくれていたのに
トイレから戻ると退屈そうな顔して
時間ばかり気にしてた
街が動き出す頃に
僕は眠りにつくのさ
夢の中ぐらいはせめて
誰かのヒーローでいさせて
舞い散る花びらのトンネル
小さな肩をそっと抱き寄せて
耳元で囁いてキスをするなんて
言ってみてもこの部屋には
もう染み付いてるんだよ
弱者の臭気が
もう慣れてしまったけれど
湿った毛布は
いつでも優しく
僕だけを包んでくれるから
もうこのままずっと
目を閉じていようかな
街はお祭り騒ぎで
狂った様に浮かれてる
街中が僕を無視しても
寂しいなんて言わないよ
孤独を安酒で埋めた
戻らない空白も全部
胸を張ろう僕が生きた証さ
♪
華やぐ電飾も届かない
幾つもの深い夜を超えて
辿り着くはずだった
街が動き出す頃に
僕は眠りにつくのさ
夢の中ぐらいはせめて
誰かのヒーローでいさせて
舞い散る花びらのトンネル
小さな肩をそっと抱き寄せて
耳元で囁いてキスをするのさ
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