気づけば失くしてたほどのちっぽけな灯火が
あの水平線の向こう輝いている
形だけの日々を過ごすことに精一杯だった
僕はそれを見えないようそっと隠していた
♪
こんな惨めで情けない僕を誰かが呼んだんだ
振り返ってみてもそこに誰もいないけど
嘘にまみれた雑踏で 擦り切れた価値観で
夢の名残りに縋っている 亡霊のようだ
器用さ身につけるほど
本当の僕は薄れてく そういうものさ
それなのに、この鳴り止まぬ心臓こ意味を
どうか教えてくれないか
訪れることのない夜明けを待った
幽霊船はまだ揺られているのだろう
そして夢の欠片抱くまま
何時か水底に忘れられるのだろう
♪
転ばないよう俯いたまま歩くようになって
そんな僕を君が見たらどう思うだろう
誤魔化すような笑顔で
昨日を台無しにするのは もう止めにしよう
灯りが無くても 何を頼りにすればいいかは
分かっているはずだから
辿り着くことのない場所を目指した
幽霊船はまだ帆を上げているのだろう
ボロボロでも選んだ航路だ
きっと僕らは同じだと気付いた
♪
近づくほど遠くなる答えでも
確かなものをそこに感じたんだろう
だから 選び取ったこの航海で
舵を取るのは僕以外にいないんだと
ありのままの心が言うから
僕は僕のまま君迎えに行こう
僕らの夜明けがそこで待っているんだ
♪
幽霊船がまだ夢を巡るなら
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