君が出てくならそれでいいよ
借りた物は返すから
時計もCDも電車賃も全部
君の優しさ以外は
線路沿い 一人歩いてる夜道の
街灯に影が二つ
君の亡霊だ きっとそうなら嬉しいな
明かり途切れてひとりぼっち
変わらないと思ってた
そんなものある訳なかった
でも君はそう思わせたんだ
まるで詐欺師か魔法使いみたい ねえリタ
離れない人に泣いたりしない
壊れない物に泣いたりしない
一人で平気 嘘なら言える
言葉だったら どうとでも言える
♪
部屋の中 黙りこくった冷蔵庫と
笑い声がテレビの中だけ
気持ちが見えたならいいのにな
いややっぱりいらないや 残酷だから
♪
人の為に生きたい君と
自分の為に生きたい僕
合わない歯車が回っては軋む音
そんな風だった、二人の笑い声
一つを選ぶという事は
一つを捨てるという事だ
それならいいよ 僕は大人しく
ゴミ箱に入って君を見送るんだ ねえリタ
自分の為に泣いたりしない
苦しい時も泣いたりしない
そんな君がさ なんで泣くのさ
僕より先に なんで泣くのさ
♪
自分とばかり向き合って
人とは決して向き合わずに
言葉を選ばないのなら
傷つけて当たり前だ
過去とばかり向き合って
今とは決して向き合わずに
後ろ向きで歩いてりゃ
つまずいたって当たり前だ
♪
留まる人に泣いたりしない
分かったつもり だから僕はもう
自分の為に生きたりしない
誰かの為に笑ってみたい
君みたいに
忘れた過去に泣いたりしない
過ぎない時間に泣いたりしない
君と笑った 季節が終わる
時は流れる たったそれだけ
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