遮光粘膜に囚われて
能動性が切断された感性を
自由解放運動、奪還の行路
故に単身武装蜂起
生きるか死ぬかにおいて
終わりを逆算、サバービアのメメント・モリ
シャッター街の路地 郊外の鉄橋
背後霊が常に見張っている
言葉から言葉の国道を
往復し続けた十万キロの中古車
海岸に見果てぬ夢を看取り続けたら
夢だってとうとう見果てた
骨をうずめるなら故郷に
でも僕の言葉の死に場所ならここだ
十年後、百年後
何かしら芽吹く種子だと確信している
歌うなと言われた歌を歌う
話すなと言われた言葉を叫ぶ
燃やすほどの情熱もないと
いつか流したあの敗北の涙を
終わってたまるかと睨んだ明日に
破れかぶれに振り下ろした苛立ちの衝動を
希望と呼ばずになんと呼ぶというのか
♪
現実も空想も等しい重さで
鉛となり降りしきり その胸に空いた風穴
そこからあんたの白けた明日ってやつが見える
演算式にしゃべり続けたワードプロセッサー
破り捨てられたちっぽけな一行も
数年を経た今となっては
ついには岩のような絶望すらも穿つ
歌うなと言われた歌を歌う
話すなと言われた言葉を叫ぶ
燃やすほどの情熱もないと
いつか流したあの敗北の涙を
終わってたまるかと睨んだ明日に
破れかぶれに振り下ろした苛立ちの衝動を
希望と呼ばずになんと呼ぶというのか
歌うなと言われた歌を歌う 目が眩む
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