どんな風景その目に映した
星が灯った最後の瞬き
諦観 それも今となりゃ野暮か
夜は暗い 誰も明かりを持たねば
誰も知らない 名付けられない
僕らの火花が 少し照らしたのは
干からびた土 焦げた瓦礫
確かに笑った君の日々
境界線の向こう側で 忘れさられ終わる定め そう知りながら
屈服することを許さぬあの声は かつての戦友か 己の心か
存在意義はいつだって自分以外 例えば君 その声だけ
届く距離ならば 微かに灯る火を 僕は希望だって呼べる気がしたんだ
♪
こんな風景見たくはなかった
泣いた声を塞いだ泣き声
「向こうは怖い」とでかい声がして
それが伝播して残響が人を刺した
善良を粗暴へ容易く変える
その一声は紛れない正義だ
惨い獣に姿を変えるのは
いつの時代も守るため
境界線の向こう側で 打ちのめされて 悲嘆に暮れて それでも尚
自分偽ることを咎めるあの声は 故郷の残像か 己の心か
存在意義はいつだって自分以外 例えば君 その声だけ
届く距離ならば 微かに灯る火を 僕は希望だって呼べる気がしたんだ
♪
薄情な決断も 選び取った無謀も
屈した敗北も 妥協した選択肢も
こうならざるを得なかった 昨日を恨むから
次こそ選ぶんだ 僕が許せる僕を 今日を
♪
境界線の向こう側で 足掻く人々 嘆く人々 目にしながら
沈黙することを選択するならば 僕らは共犯者 人たりえたのか
存在価値はいつだって自分の中 個々に宿る銘々の色
胸に抱いたなら 微かに灯る火が 最後の星空と どこか似ていたんだ
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