ひとり濡れて泣く場所だから
泥だらけでも歩く
たたかれるよりも先に
罰してしまうように
叫んでもがいて 乾いたカサブタ
どうぞ 差しだしてあげる
たかまる心拍数 はやまる上昇気流
抱きしめても両手がとどかないよ
ざわつく木漏れ陽が
ブレそうな心 埋めつくした
座標軸は ここだ りんごの木
赤い林檎のような両頬が
ミルク色になる頃
私は欲望フレーバーの
りんごをもぎ取った
芯まで汚れない やまない崩れない
きっと 自分だけのロックだ
翻弄しないでよ 憧れさせただけで
遠ざかってしまうなんてずるいよ
転がる境界線 逃げたくないな熟した夢
新機軸は ここから始める
風に吹かれ 甘い果実 齧りながら きみを待ってる
仕掛けた罠 歌に呼ばれ さあ落ちればいいよ
翻弄しないでよ 憧れさせただけで
遠ざかってしまうなんてずるいよ
転がる境界線から 掴む熟した夢
座標軸はここ (心の真ん中)
ここだよと刻んだ りんごの木
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