アタリついた ああ アイスの棒かじったまま
ひとつもない雲 このままずっと季節を止めたいな
コンクリート うつる影ふたつ
ああ しらけてしまわないように
歌い出す
汚したシャツ ああ 味のしないアイスの棒
僕らは楽しくやるだけさ
太陽におどるサボテン
♪
もう何日も ああ クモの巣にからまったまま
帰れないね でも 僕らはきっと間違っちゃいないよ
コンクリート うつる影ふたつ
今どんな時代生きてるの?
ふと思う
焦げつく街 ああ 売り切れた冷たいジュース
靴ひもほどけてつまづいて昔の顔で笑う
♪
あくびする君は夏の顔してる
狂ったように百日紅が咲いた
吹き抜けてく風 アイスの棒かじったまま
ひとつもない雲 このままずっと季節を止めて
飛行機雲 ああ 君の瞳 泳いでゆく
あの頃の僕らよりきっと優しくなればいいな
おそい光になっていつか誰かを照らせるように
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