くたびれた特急列車が 夕暮れ 線路沿いの静寂を吹き飛ばすと
光と闇のストライプが 僕をそっと包んでゆきます
チカチカと瞬く光は かつて夢見ていたもののように眩しくて
思わず目をそらせば 無造作に足跡が放り投げられています
「辛い想い出は 何のためだったの?」
セピア色の中の君の声が 乾ききった胸に響く
くやしくて くやしくて こぼれ落ちた涙は
懐かしい 懐かしい 情熱の温度に似てる
何一つ踏み出せず ただ怯えてるだけの
臆病な情熱は もう捨ててしまおう
いつまでも振り返ってはいられまいと踵を返してみたものの
向かう道にのしかかる混沌は やっぱり僕を苛みそうで
それでも ここまでこうして ずっと踏みしめてきた道だ
ここにもきっと 黒い足跡を撒き散らしてゆくのだろう
「遠い憧れは 今 どこに行ったの?」
セピア色の中の僕の声が 乾ききった胸に響く
苦しくて 苦しくて 諦めをなぞる指は
力無く横たわる敗者の背中に似てる
何一つ踏み出せず ただ怯えてるだけの
臆病な情熱は もう捨ててしまおう
くやしくて くやしくて こぼれ落ちた涙は
懐かしい 懐かしい 情熱の温度に似てる
何一つ踏み出せず ただ怯えてるだけの
臆病な情熱は もう捨ててしまおう
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