ざらざらした 言葉に出来ない思いを
いくつまで私は抱えられるんだろう
大人になることがふと怖くなる
音楽も映画も 昔のほうが泣いたよ
あんなに好きだった本を読んで
あれ こんなに単調だったかな って
思った途端 考えてしまった
つまらなくなったのは 本か それとも私か
鋭さに傷ついて 鮮やかさに絶望して
未来を恨んだ あの感覚は何だったか
生きることに精一杯なのは変わらないけど
怖いんだ 私が私じゃなくなっていく
まだ戦いたいのに
ふわふわした 言葉に出来ない思いに
名前をつけないと気が済まなくて
大人になることが怖くなくなったら
それが大人になったってことなのかなって
誰も私を知らないどこかへ行きたかった
そんなこと考えてたあの頃が思い出せない
帰り道泣いたのはなんでだったっけ
思い出せ 思い出せ 今が最後の機会だ
大人と戦うこと 世界と闘うこと
あの頃の敵は全部外にあったんだよ
大人になってく自分を どうやって倒せばいいの
わからないよ 私が私を苦しめる
まだ負けたくない
主張は通らなかった
責任は背負ったつもりだった
ずっと戦ってた 闘ってたんだよ
きっとこれが最後だ 最後の抵抗だ
相手はこの胸の中
あの時 出来なかった反抗を、今
負けるんじゃないよ
人には必ず
曲げてはならない気持ちがあるんだよ
15も18も今だって変わらない
私は私だ
そうだ私は こんな大人になりたかった
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