夢食い竜が飛び交う 満たされない夜空に
淋しげな顔した暁の背中を見た
通り雨はいつもに何の気なしに 不条理と手を繋いで現れ
時をかけ乾かしたエナジー ご丁寧に濡らしては姿消すんだ
強気な僕と弱気な影
いつだってそうさ両者入り乱れの
乱反射するおとぎ話
かざした掌の隙間から溢れた一雫で
あっけなく奪われた泡沫の日々
横殴りの冷たい通り雨
相変わらず容赦してくれないようだ
やりきれずの舌打ち鳴らすなら
おくびにも見せずに鼓を打ち舞うさ
雨宿りなんて所詮小休止
どうせまた濡れるなら乾くのを
待つのはもう終わりとしよう
夢食い竜が飛び交う 満たされない夜空に
淋しげな顔した暁の背中を見た
それでも僕は君にもし出会わなければ...
うんざりする夜の終わりに 二つの影
その両手では抱えきれなくなって
思いもここに置いてくのかい?
夢食い竜は飛び立つ 雨上がりの朝靄
淋しげな顔した暁の背中を見た
それでも僕は君にもし出会わなければ...
水黙りが映し出すのはあの日の影
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