いつもの駅に あふれる群衆
空を見上げもしない からっぽな素顔
はずみで買った 片道の切符
過ぎていった時代への 鈍行列車
男で生まれたのに 男で死ぬのはむずかしい
時の流れに惑わされ
明日を あきらめかけたとき
ただ海が見たかった
俺を叱ってくれる そんな海が
ただ海が見たかった
裸の心に俺の旅は まだ終わらない
野球少年 まぶしい砂浜 それたボールを拾えば 手のなかには夏
汚れたシャツの 腕をまくりあげ
力いっぱい投げこんだ ほんとの叫び
男はくやしいだけ 男になってゆけるもの
忘れかけてた がむしゃらで 今を試してみるがいい
ただ海が見たかった
俺の胸が唸る そんな海が
ただ海が見たかった
気づいてみれば 俺の夢は まだ消えてない
男で生まれたのに 男で死ぬのはむずかしい
時の流れに惑わされ
明日を あきらめかけたとき
ただ海が見たかった
俺を叱ってくれる そんな海が
ただ海が見たかった
裸の心に俺の旅は まだ終わらない
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