灰色が降りかかる
どうでもいい事ばかり
疲労感と二人三脚して
吐息を返す
遠くまで逃げたい
鉄路のその先へ
裏切れない 律動さえ
クランクインの合図さ
フラッシュバック どこかの街で
溶け出すようなハレーション
ここには置き去りのフィルムで
景色を収めときたいなんて
浅ましい思い出さ
世界が今止まる
割り切れないイリュージョン
僕が留めるよ さあ
♪
何年か前までなら
耐えられそうだった事も
時間に爪を擦られて
焦り過ぎた言葉へ
「いろいろね、あったんだ。」
「友達とか、家族とか。」
画面越し あと15分
味わっていたい 温度が
フラッシュバック 私の街の
無表情なイルミネーション
ここにだけ置き去りにした事
まだ離せそうに無いから
投げ出したい 嫌いな
世界は今 遠く
鳴り止まない サイレン
明日にはリセットしたいな
♪
多分 大袈裟だと思うけれど
無数の人の中にいる僕が
それぞれの意識の下で
知らない生き方をしているだろう
借り物の言葉 疑えない愛想笑いも
私じゃない誰かに向けられたものだったら
このつまらない映画にも
エンドロールで締める権利を
くれるかな ああ
立てるかな
行けるかな
フラッシュバック 私の足で
飛び越えるイントロダクション
ここからは 置き去りにしないさ
寂しいのは【僕】だから
痛がりで切ない
世界だけど 行くよ。
歩き出した体
君と明日を見たいな
♪
次の世界でも 会えるがな
波打つようなトワイライト
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