たとえたとえ
張り裂けるほどの声が風に流れても
いつかここから君に届けと
何度でもエールを
♪
楽なことばかり選んで
上手くやれてた日々は
人目につかずに
あたためた椅子で
ぼんやり夢を見た
君の人知れない日々は
私のそれとは違って
燻り宿した素振りが
心の陰をかるく掠めた
たとえたとえ
張り裂けるほどの声が風に流れても
いつかここから君に届けと今を叫ぶよ
ふわり道に迷える綿毛のように
その身を任せて
僅かだけでも君に届けと
最後までエールを
♪
辛いこと全部投げ出して
指先を離れても
君を見かけると
君が知らぬ間に
打ち返されていた
踊るひとひらの便りが
胸のポケットに沈んだ
散りゆく時は美しく
心を捉えて
♪
君ならば叶うよと
思い切り言い切りたいけど
君ならばあたう限り
やりのける筈だから
これは例えばの話
二人きりで君と会って
私から言えることは
「ありがとう」だけだ
なのに
離れた場所で眺めていると
「ファイト」って溢れた
僅かだけでも君に届けと
強く溢すよ
まるでまるで
自分のことのようであって
自分以上のことだな
そんな君に貰えた気持ちを君に向けるよ
たとえたとえ
張り裂けるほどの声が風に消されても
どれもこれもが届いていなくても
本物のエールを
心からエールを
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