二人で歩いた道
戻った時計の針
少し寂しくなった
一人で歩く夜街
忙しない人の波
二度と戻らない時
染みていく後悔と
静かな月明かり
ねぇ 正解なんてありゃしないの
あぁ 腐った世界に
もうどうでもいいや
15度ずれた世界で
このまま
踊ろう 二人で 夜が明けるまで
正論が 異常論に 飲み込まれてしまう前に
溜め息をついて あぁ 夜に溺れて
また一人になって 灰色になって これで何回目
ラジオから聞こえる
モノクロの音声や
テレビから流れる
無頓着なニュース
靴紐を結んで
夜の街に繰り出して
みんなとは違う方向に
進めていたかった
ねぇ このまま沈んで行って
底が訪れるまで
対照的に 真っ当な
貴方を追いかけて
♪
あぁ 価値を等価して エゴを押し付けるんだ
耐えらんないよ ねぇ また繰り返すの?
堰を切ってしまえば 容易いことだとは
分かってるんだ 触れないでよ 壊さないでよ
踊ろう 二人で 夜が明けるまで
正解を 不正解に 変えられてしまう前に
ただ息を吐いて 窮屈に過ごすより
貴方と過ごした一瞬が 良かったのにな
踊ろう 一人で 明かない夜を
精一杯踠いたって 報われはしないと分かっていたんだ
ねぇそうだろ 私なりには頑張れていたんだろう
もういいかな 繰り返して 夜に溺れた
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