「散々だなボクは」萎れる花は言った
簡単な言葉で明日を諦めた
段々色づいた美しい花を見て
「頑張ったらいいよ」
まるで吐き捨てた
命を伸ばしてさ
あの雲の上に咲きたかった
もがいて歌えど
夢は夏に散った
溺れるほど愛した熱情の花よ
溢れるほど流れる涙が朱の陽に染まる
さよなら深い光の無い世界で泣いて咲いていて
ずっと ずっと
♪
提燈の灯らぬ逃げ出した街の様に
簡単にボクらは夢を投げ捨てた
燦々色めいた駆け抜けた日々を見て
「頑張ってきたじゃない」
膝を抱き寄せた
遠くへ 遠くへ
ゆけば振り切れる《宿命》だった
もがいて走れど
夢は足を止めた
溺れるほど愛した失命の花よ
煙る空に消えゆくあなたが朱の陽に染まる
さよなら蒼い光の差す世界で泣いて咲いていて
ずっと ずっと
♪
「背の伸びた向日葵みたいに咲いて居たいな」
願いは露に消えて、水の上に漂う
沈まぬように堪えてよ
永遠を謳い凛と笑うあの
蓮の様に
壊れそうだ、あなたがここに居なければ
壊れそうだ、もう一度咲いてよ 溺れる花よ
さらば 愛した熱情の花よ
溢れるほど流れる涙が朱の陽に染まる
ありがとう淡い光の差す世界で凪いで咲いていて
ずっと ずっと
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