君のことが
実は笑えないんだ
きっと僕も
ひとりぼっちだったので
白い雲が
遠のいては消えた
浅い夏が軋む
歩けば歩けば
変わるように思うんだ
頭の裏
日暮れも消えない癖に
死んじゃいたい
あぁ全部を知っちゃいたいんだ
夕凪を穿った
緑青の色が
滑稽なくらい僕の目を奪ったんだ
もうどうか笑っていたい
愛俯いて歩く今日を
茜色の夕が焦がしていく
♪
君の声も実は忘れてるんだ
時を重ね何が変わったのか
思い嘘が僕をを押しつぶすんだ
赤く染まる花と
夏になる 背が伸びる
家に帰ろう カラスが鳴く
息を吐く 嘘を吐く
君の笑う顔がある
死んじゃえもう
こんな偽善を笑う僕も
愛想を吐いて笑う今日も
心象の歌に滑稽なくらい
君を映しちゃって、痛い
もうどうせ終わってしまう
夕涼み 藍に憂うように
夜明け色の今日を溶かしていく
♪
言っちゃいたい ねぇ
どうか笑っていて
死んじゃいたい
あぁ全部わかっちゃったんだ
夕凪を穿った緑青の色が
灯籠の背が 澄み切ったあの青が痛い
もうどうか笑っていて
逢い俯いて歩く今日に
茜色の夕を見たい
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