あれは本当の恋だった
まるで夢を見ているみたいだった
だから悲しい歌にならないように
誰もが羨むような素敵な結末を探した
桜通りの人混みは
二人で見てたゾンビドラマみたい
僕のピストルは今だに青くて
自分さえ守れやしないのさ
ああ 僕はまだ 繋いだ手の
ぬくもりも優しさも忘れられずに
今、春の嵐の中を
一人で歩く強さがほしいよ
青空を蹴り飛ばしてでも
君を最後の恋にできるような
そんな勇敢な戦士だったら
僕らは永遠になっていたんだろう?
♪
鏡に映る僕みたいな
うりふたつの君を見つめ暮らした
そうお似合いのカップルと言われてさ
油断して浮かれていたんだな
もう わがままな君はいない
笑い声も叱る声も聞こえない
君を探せないように
情けない夢を見ないように
思い出をおもいだせぬように
忘れることさえも忘れられるように
髪を短くして 部屋も借りて
君の面影をまるごと捨てたんだけど
春の嵐の中で
今にも消えて失くなりそうだよ
いつかこの地球が壊れても
二人ならきっと大丈夫って笑いあってた
僕は電線に絡まって立ち往生してる
赤い風船みたいにさ
しわくちゃな未来を待つだけだよ
星空を舞う花びらのように
どうせ最後はちゃんと散りたかった
僕を撃ち殺して ぎゅっと抱きしめて
そのまま君のこめかみに突きつけて 撃て
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