乱れ咲く あの光源のように
いま思ふ 離れた手
繋ぎ留めて
いたなら
過ぎてく暦を数えながら歩く
ひふみよいむなやこと
キセキ追って
ゆらりゆら
時を超えて
ずっと見守ってる
この大樹の木漏れ日を浴びてまた終える
樹々が鉄に変わり
面影も消えた
この場所に芽吹くのは今は一つ
誰も知らない
ホコリまみれのこの物語
続きを探し続けて
ひらひらと舞い落ちる滲んだ木の葉
風に乗って遥か遠くへ
語り尽くされたことばかり言って
幽世に問いかける
当たり前のことばかり詠ってたって
現世には無意味で
過ぎゆく時を数えながら唱えている
ひふみよいむなやことと
いつ叶うの
何度目かさえわからずに
散っては咲いてを繰り返し
春はもう見飽きた だけど
見上げてみれば
あの頃と変わらない緑の星が
僕等を守ってる
雨が降ってきた夜明けに
大きすぎる傘の下で今は二つ
滲んだ世界で木漏れ日を浴びて
続きがやっと始まる
愛してたんだ
千年樹が芽を出した頃から
この日を待ち望んでたんだ
きらきらと舞い踊る ホコリ払って
物語はずっと続いてく
僕等だけの中で
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