絵空事なら色を切らした
声を聴こうと両耳を塞いでいる
叫び散らした警鐘と
誰かが濁したコード
我欲を喰らったココロで
調べが歪んでいく
あの空は遠く 色付いている
見間違うことのない 茜色
逆さまの秒針と愛憎で
全てが叶う気がした
まるで隠そうとするように
欠け落ちる未来と歯車
ココロを手繰り合う前に
ゼンマイが錆びついてしまうよ
巻き戻せる術もなく
ボクら 行き場ないまま見上げる
澄んだ機械仕掛けの空
♪
傾げる首は問いかけですか
それとも声を聴く気すらないのですか
野次も罵声も品評も
否定をしなくちゃ愛か
等間隔に刻んだ
メモリ状の傷
半壊したピアノで 響き鳴らすカデンツ
君と指切りをして
ねえあんなに 何もに夢中になっていたっけ
疑うこともしないまま
期待外れでいたいだなんて
いつから願ってしまった?
名も知れぬほうがいいなんて
いつからか願ってしまった
ココロもネジ巻出して
意味を失ってしまった
何ひとつも動かせない今日と
押しつぶすように広がる
澄んだ機械仕掛けの空
♪
何も求めないから 何も求めないでよ
今日を青く染める陽よ (暗く染める陽よ)
白日よ 時よ止まれ
逆さに針を押し込んで
全て無くなってしまえよ
救いも願いも無いのなら
始まりに戻してしまえよ
ココロを手繰り合う前に
ゼンマイが錆びついてしまうよ
巻き戻せる術もなく
ボクら 行き場ないまま見上げる
澄んだ機械仕掛けの空
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