閉じ込められてた言葉が 胸の中
どしゃぶりの雨を降らせる夜
魔法が解けてしまうならこの痛み
抱きしめて夜を明かしたい
似たもの同士だからこそ解ってた
軌道が外れた二人の未来
重力に惹かれる星の屑のように
塵に還る運命と
静かに密かに重ねた嘘
火がつき燃え出した
優しさが何の理由にもならない事
解ってたのにな
ため息色した季節がほら
心に風穴を開けて
良かった事だけ頭巡り
張り裂けそうなんだよ
左脳じゃなく
理論じゃなく
身体中に溢れてる
雨音に消えそうな声
「アイタイ」
「ありがとう」を重ねた日々灯しても
一度の「ごめんね」が吹き消した
未熟さの病に冒され彩りを
失った 花はもう咲かない
こんなに暑いのに 手をポケットに
しまいこんで歩いたのは
いつも繋いでた右手がほら
行く場所が無いから
右脳じゃなく
「なんとなく」じゃなく
この部屋の片隅で
君の匂いがしだいに消えていく
独りきりの狭い部屋で
僕は迷子になっていく
鳴らない電話に「キタイ」
「オビエ」 夜が更けていく
ため息色した季節がほら
心に風穴を開けて
良かった事だけ頭巡り
張り裂けそうなんだよ
左脳じゃなく
理論じゃなく
身体中に溢れてる
雨音に消えそうな声
「アイタイ」
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