どの色がいいんだろう 描いては消した
いつまでも選んでいる僕はまだ
淡く脆く 触れたページに 影を落とすだけだった
どうせ馴染まないんだ 蒼然なパレットだ
通りすがりの人が指差して笑うんだ
そろそろうんざりだ
何かを怖がってばかりじゃないか
忘れ物が数え切れないほど思い浮かんで
落し物を縋るようにかき集めて
当たり前がどうしようもないほど恋しくて
あぁ またこうだ 抜け出せずに探しているんだ
彷徨ってるんだ 何も変われない僕だ
♪
隅っこに転がる 見向きもされない
その色に確かに惹かれたんだ
深く滲む 凪いだページに 泣いた空を隠した
鋭くて強烈で 似ても似つかなくて
気味悪がられて それでも僕は僕で
誰にもなれなくて
この筆を握ってくと決めたんだ
綺麗事がいつからか綺麗じゃなくなって
絵空事を揚々とかき連ねて
交わらない境界線を睨みつけて
あぁ まだ僕は振り切れずに怯えているんだ
でも信じたんだ 何か起こりそうな日だった
♪
選んだのはそれが「欲しい」と強く思えたから
筆を執ったのは心がちゃんと動いたから
新しい朝の色にそっと目を奪われて
あぁ この手が震えてること分かっているんだ
でも描いたんだ 僕が今日にいる理由を
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