過ぎ去ってくあなたのかげ
白昼の中見つめて
遠くで響く声に心で触れる
小さな背にうつるのは
健やかなふたりの夢
赴くままに 迷わないように
ここにはぐくむもの
名前はまだない息吹と
覚えているその秘密
色めく世界 どこまでも
増えていく色彩に
高鳴る ほら子どものままに
大事な約束の彼方
柔らかな光を抱いて
まっすぐ歩いていけるように
指の隙間に願いをひとつ
木漏れ日はただ甘やかに
影法師が永久にゆらり
あなたと刻む かたちなきあい
しるべとなり道を照らす
そっと息を止めている
思い出の中深く落ち
ひび割れた痛みに密か問いかける
繋がった手は熱を帯び
浮かぶあの日の言葉達
あふれ出してく気持ちをほら
旅立ちの朝には
瞳に映る世界が
眩しくありますように 祈って
届けよう ただ声を
いつか どこか遠くに
消えていってしまっても
大丈夫だよ 知ってるよ
続いてく いつまでも
月が僕らを見放しても
ねえ きいていて わたしね すきよ
街灯り掠める 浅い眠りに ひとり冷えた傷
閉じ込めた明日に 背を押す体温が
まるで祝福の開花
あなたの隣で眠ること
あなたと笑い合ったこと
送る言葉は少ないけれど
ずっとそばで歌を歌おう
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