ロマン熙(ひか)れども 影が舞う
西に紅玉 落つ如し
されば宴は幕を明け
星を捜して潜る
攫ってもらえる処で
あゝ この讌で
(Let the party up)
《溺れる迄 この讌で》
《痲れる迄 この讌で》
"命短し、恋せよ乙女" と世間の人の歌うのは
いわんやこの夜 と或る一夜をや
待つなら間に合わない
熱狂 酔狂 みんな捧げよう
その視線に恍惚の宿るなら
ロマン燃ゆるとも 花は散る
桜も梅も この身さえ
されど昂り 止めどなし
散るべき時も 逃がすほど強く
手を翳せば君に届く様に願っては揺れる
寄り添ったら盡(つ)きる迄 ずっと踊っていたい
言葉 要らない処で
あゝ この讌で
秩序砕けて ビヰト殊(こと)響き
脚踏み鳴れば まさに地鳴り
喧騒の中心で 微かに聴こえる
その声を求めている
禁制 抑制 全て破ろう
凛と纏(まと)った沈黙の惑うなら
ロマン浴びれども 雨濡らす
露厭(いと)う暇 無き程に
ゆゑに腕振る 水滴の光
眺めるその眼へと強く
焼き寫せば君に廻る私の幻残る
戻り道忘れる迄 そっと逆上(のぼ)せてたい
微熱祕(かく)せる処で
あゝ この讌で
ロマン焦がれども 恋は猶
燃え盛る緋の浪漫に
茨路(いばらみち)さえ踏める程
君の隣へ 群衆縫って フロオア蹴って
擾燗駆け抜けて
(Let the party up)
ロマン燃ゆるとも 花は散る
桜も梅も この身さえ
されど昂り 止めどなし
散るべき時も 逃がすほど強く
手を翳せば君に届く様に願っては揺れる
寄り添ったら盡(つ)きる迄 ずっと踊っていたい
言葉 要らない処で
あゝ この讌で
《溺れる迄 この讌で》
《痲れる迄 この讌で》
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