泥だらけの靴蹴っとばした
湿った部屋の中
小さな物語を失くした夜
魔法にかけられた
一つの存在 一人の天使
私に手を振っていた
凍えた体を暖めてくれる
甘いチョコレート
急いでランプを吹き消そう
限りあるこの世界に身を委ねて
鏡の中に私がいる
悲しみの翼を転がる光は月の方へ
この胸を映して星屑のように散りばめて壊して
そのスピードで
することもなくて夜も昼も
あくびしたり泣いたりして
それはもういくじなしで寒がりの
悪魔が胸に住んでる
もしこの魔法が解けるのなら
朝に階段を一段でも昇って
手を伸ばし風を感じ雨粒を感じ
鏡を叩き割るのに
心の鈍らぬうちにそう
悲しい声をこの声を投げつけ
進むひたすらに息をして
光のスピードで気まぐれに星を目指して
青白い涙を月並みの言葉で飾って浮かべて
そのスピードで
夢のように気まぐれに星を目指して
青白い涙を月並みの言葉で飾って浮かべて
そのスピードで
そのスピードで
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