灯りが ひとつ灯った 灯った
天を彩った鋲が 綺麗だ
僕の吐いた白い息のように
消してしまえたらな
押し殺して深く沈んだ
泣き声さえ 聞こえているから
君を刺した 不安も 苦痛も
僕の青色で 塗り潰して
全部涙になって
星の海を流れていった
果てしない闇の中に
そっと青を添えたら ほら
彗星が 僕の頭上を飛んだ
誰もいない夜の空を染めた
深く寝静まった街の中へ
降り注ぐのは 誰の悲しみだろう?
星は また弧を描いて飛んだ
もやのかかった思考を 晴らして
「いつかまた会える」なんて言えなかった
星が降ったあとの街 僕はまだ
♪
黒く澄んだ がらんどうの空を
箒星が彩るように
君を刺した 不安も 苦痛も
僕の青色で 塗りつぶして
君の涙をそっと
星の海に流しこむんだ
尾を引いたその光が
誰かをまた救うから
彗星が 僕を選ぶのなら
この空を 全部君にあげる
言えなかった言葉の 尾を引いて
降り注ぐのは 誰の悲しみだろう?
星は また弧を描いて飛んだ
街の視線を 奪い去るように
君とまた会えるなら僕は そうだ
星の名前を ひとつ受け止めよう
♪
悲しみがあふれそうになること
天球で離ればなれでも
僕らは繋がっているから
彗星が 僕の頭上を飛んだ
誰もいない夜の空を染めた
深く寝静まった街の中へ
降り注ぐのは 誰の悲しみだろう?
星は また弧を描いて飛んだ
もやのかかった思考を 晴らして
「いつかまた会える」なんて言えなかった
星が降った後の街 僕はもうずっと
君の行方を 探してた
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