「そうだそうだ、知らないなら教えたげるよ。」
お願いです、頼んでもいないその悪意で
僕らを染め上げないで!
♪
知らないまんまで良いんだ。
その行為に何を得る?
あぁ悲しくも手出し無用、
及ばない事ばっか。
想像を拒んだ。
その対価はどこにある?
ほら、無理せずに、着実に。
ただ何かがつかえている。
擦った揉んだ、惚れた腫れたの憂いで
この世の事全部分かった気になって。
後ろ暗く荒む心のまま、
この悪意を世に散蒔くよ。
「分からないもんはそのまんま置いとこうぜ。気付くって辛い事だしさ。」
どうどう、どうどう。
「さあ、怪怪奇奇上等、
どっちみち僕らは畜生道。」
そんな強がりの限界に気付いた時、
知ることの価値を知る。
知ることの価値を知る。
人生は悲劇か?人生は喜劇か?
そんな事も分からないまま、ここまで生きてきた。
考えてしまうわ、「これまで全部間違い?」とか。
ほら、気付くって残酷だ。
怖いならそう言えば良い。
変わる事が怖いのは皆がそうさ。
否定されたくないと、向き合う事をやめないで。
分からないのなら、教えようか?
知らなければ、今何が無かったのか?
分からない程の所にいた。
茫々、茫々、茫々、茫々。
「さあ、怪怪奇奇上等、
どっちみち僕らは畜生道。」
これは強がりと別のものだ。
悲劇か喜劇か、答えを出していた。
全てまだ間違いでは無いと
気づいたとき、知ることの価値を知る。
知ることの価値を知る。
それまでの僕を知る。
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