あなたの命が
季節の中に溶けて
新しい芽が付く頃
また逢えるかな
♪
ガラクタばかりで
踏み場も無いこの部屋
あなたの気配がまだ
残っていた
どうにも
ならない別れと分かっている
不器用な僕だから
明日が見えないんだ
思い出すように
過ぎた日々を辿って
鬱いでいた感情が
溢れてしまうの
白む風景に佇むあなたが
雪解けを告げている
♪
止まったままで
動かない心は
待ち焦がれるあまり
凍えてしまったの
こうして
鬱いでいても
仕方ないけど
あなた無しでは
上手く生きられなくてさ
手を伸ばしたって
触れるはずもなくて
冷え切った指先が
悴んでしまうの
霞のように薄らぐあなたを
朝焼けが染めてゆく
♪
想うほど
苦しくて
愛しくて
時間が戻るなら
その頬に触れたいな
悪戯な運命は変わらないけど
窓を開けたら
温かい春が
すぐそこにいた
巡り巡るように
命たちは芽吹いて
色付いた風景に花を降らした
振り返れば微笑むあなたが
雪解けを告げている
春風に溶けてゆく
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