通り過ぎた季節に喜びはいくつ消えたの
数えたぼくの手のひら はみ出して零れてく
だれにも渡せず古ぼけて落ちた
言の葉をそっと集めてる
ぼくらの祈りから 弔いから 声が生まれるから
嘆かないで 涙は羽を纏いどこまででも昇ってゆく
そして想いは雨となり花もほころび始める
夢を見ない代わりに悲しみをいくつ越えたの
重ねたきみの手のひらまだ震えてもあたたかく
繋いで 離して 繰り返しながら
ぬくもりをそっと分けてきた
ぼくらの祈りから 弔いから 声が生まれるから
塞がないで その胸のかげりへと深く深く潜ってゆくから
ぼくらは祈るまま 弔うまま 日々を伝うけれど
背負わないで 涙は羽を纏いどこまででも昇ってゆく
ぼくらの祈りから 弔いから 歌は生まれるから
忘れないで あたたかなきみの手をぼくはいつも想っている
そして想いは雨となり花もほころび始める
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