作文の空白を埋めるみたいに
一日をただ過ごした
僕は また狭い部屋で膝抱き寄せて
笑えるほど 何度も 何度でも
あなたを巡った
笑顔も 声も 愛も 口癖だって
見てるだけでいい
そう思っていたのに
愛してくれ 僕のことを
どうか邪魔などしないから
消せない写真と目合わせて
嗤ってくれ 僕のことを
あなたには届かないけど
酷く焦がれる恋をしてた
混ざることない指 息を止める
♪
名もない僕は 客席の中
舞台の二人 ただ見つめて
今 知らないあなたがまた増える
僕もなんて 肥大した心が醜く溢れた
目配せの意味 揃いの仕草だって
額縁の中さ
無様に手を伸ばして
気付いてくれ 僕の声に
「片想いみたい」だなんて
そんな綺麗なものじゃないや
届きやしない歌 独り踊る
♪
たとえばそう あなたがそう
ぼくのことをしらなくても
ずっと すきでいてもいいですか
でもあなたが いらないなら
このおもいが いらないなら
いきをとめてしまいたい
愛してくれ 僕のことも
どうか邪魔などしないから
遠い遠い別世界まで
袖触れないままに 幕が上がる
ただ また会いたくて
あなたにこの拍手を
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