耳たぶについた砂が乾くまでに
抱いて
足跡を満ちた波が消し去る頃
静かすぎる海はいつか
碧を溶かしてしまうから
紅(くれない)の中へ
黒く光る海の真珠
月が導く時までは
あと少し待って
何も話さなくていいの
誰も居なくなった今は
風だけを聞いて
遠く深く遠く深く
愛の波に満たされてく
夕凪の海のように
背中まで近づいてる
夕陽と影
紅の空にいつしか
ベルベットのカーテンだけ
舞い降りて光る
眠る海の上に白く
月が描き出したライン
たどるようにKISSを
夜は目隠ししてどこか
二人だけを誘い出して
色彩の中へ
遠く深く遠く深く
愛の波に胞たされてく
夕凪の海のように
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