花火大会をよそに うつむいて帰る 重い髪の青年が
垢抜けない天使に 優しくされた 初めて味わった夏
汗とヤニ臭いゲームセンターや 変わったマンガ屋さんから始まった夢
今考えたら たぶん天使は みんなに優しかっただけかもね
分からなかった 感情の出し方 赤い実 不格好にはじけた
履き違えていた 想いの伝え方 消したい過去だどしても
確かにあった 眠れなさ 確かにあった 胸の痛さ
世界中に笑われても わたしはあなたを笑わないよ
笑わないよ
重い髪を整えて 待ち合わせた 祭囃子の麓
自分のために着てくれた その嬉しさを 遅まきながら知ったよ
周りの人にはどう見えてるのかな 見た目に気遣ったのだって初めてだ
今考えたら たぶん天使は みんなに優しかっただけなのに
分からなかった 感情の抑え方 胸にしまっていたはずが
漏れまくっていた 想いの言葉 はしゃぎ方さえ知らなかった
♪
夏の終わりとともに 夢の終わりも近付いてる
重い髪 かみむしって 最後の一発を 聞こえなくしたい
みっともないよね みっともない人が みっともない夢追う姿
分からなかった 不格好だとは ひとりしか見えてなかったから
「価値観が合う」とか 大人が言うような ちゃんとした理由はなかったけど
ただ楽しかったんだ 嬉しかったんだ 初めて人に認められた気がして
世界中に笑われても 確かにあった あなたが好きです
笑われても
笑われても
笑われても
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