いつぞやの椿
花から花へと
夢のような膨らんだ季節
燃えたぎる他人に
火煌ったくらいの僕
今はただ
今はまだ
切って貼った春は
都合良く芽吹いた
いつでも新しくなるさ
何度だって会って
別れては重ねて
僕らはひたすら自由だ
春は溶けて
まばらに色付いて
世界抉ったんだ
幸せだと思える一瞬は
いつでもどこかに
好きになってみたり
傷付いてみたりして
「あの頃は」っていう武器を手に入れる
先は長くむず痒い
登ったり降りたりが
飽きても続くけど
切って貼った春は
都合良く芽吹いた
いつでも新しくなるさ
何度だって会って
別れては重ねて
僕らはひたすら自由だ
足を止めて
息を吐く自分を褒めてからでいい
そのままでも
間違えてはないさいつかは心と
春は溶けて
まばらに色付いて世界抉るから
幸せだと
思える一瞬はいつでもどこかに
羽の動かし方
急に忘れたりして
空見上げるだけの
鳥にもなるだろう
ヒバリの様に飛んで
わかったような鳴き声で
キラッとした顔を見せる
そんなこともあるだろう
春は溶けて
まばらに色付いて世界抉ったんだ
幸せだと
思える一瞬はいつでもどこかに
大人になり
椿は色付いて距離を取るだろう
それはそうと
悪くはない話だから
La-ru-ra-ru, la-ru-la
Lu-ra-lu-ra, la-ru-la
La-ru-ra-ru, la-ru-la
Lu-ra-lu-ra, la-ru-la
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