いつもどおりのある日の事
君は突然立ち上がり言った
「今夜星を見に行こう」
♪
「たまには良いこと言うんだね」
なんてみんなして言って笑った
明かりもない道を
バカみたいにはしゃいで歩いた
抱え込んだ孤独や不安に
押しつぶされないように
真っ暗な世界から見上げた
夜空は星が降るようで
いつからだろう君の事を
追いかける私がいた
どうかお願い
驚かないで聞いてよ
私のこの想いを
♪
「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」
君は指さす 夏の大三角
覚えて空を見る
やっと見つけた織姫樣
だけどどこだろう彦星樣
これじゃひとりぼっち
楽しげなひとつ隣の君
私は何も言えなくて
本当はずっと君の事を
どこかでわかっていた
見つかったって
届きはしない
だめだよ 泣かないで
そう言い聞かせた
♪
強がる私は臆病で
興味がないようなふりをしてた
だけど
胸を刺す痛みは増してく
ああそうか好きになるって
こういう事なんだね
♪
どうしたい? 言ってごらん
心の声がする
君の隣がいい
真実は残酷だ
言わなかった
言えなかった
二度と戻れない
あの夏の日 きらめく星
今でも思い出せるよ
笑った顔も 怒った顔も
大好きでした
おかしいよね わかってたのに
君の知らない 私だけの秘密
夜を越えて 遠い思い出の君が
指をさす
無邪気な声で
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