何でもないと口をつぐんだ
本とはちょっと足を止めたくて
だけども君は早足ですっとまえを行くから
僕はそれを見つめてる
最終便 君は乗る僕を置いてって
走りだす ゆっくりと地面がずれていく
泣いちゃだめ、泣いちゃだめ、でも本とは言いたいよ
「行かないで」
遠くへと 消えていく僕を置いてって
もう随分 見えないよ夜が崩れていく
泣いちゃだめ、泣いちゃだめ、でも本とは言いたいよ
「行かないで」
♪
祭りも終わればいつもとも同じ
変わらぬ夜が来るんだと知った
だけども君はいつもよりずっと色っぽく見えて
僕はそれを見つめてる
時間だけが 過ぎていく僕を連れてって
帰り道 暗いけれど一人で大丈夫かな
街灯に 照らされて影ができている
一人ぼっちさ
遠くへと 消えていく僕を置いてって
完全に また今度夜が滲んでいく
泣いちゃだめ、泣いちゃだめ、でも本とは言いたいよ
「行かないで」
泣いちゃだめ、泣いちゃだめ、でも本とは言いたいよ
「行かないで」
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