産声が上がった その日から僕ら皆一様に
仰向けに転んで、空を仰いでいたっけ
君の目に映った 憧憬の色が深まるほど
遠のいていく君を ずっと見ていた
夢に描き続けていたものが
灰になって消えるとしても
それでも君は進んで征け
祈っているよ
赤く赤くいびつに燃えている
胸の奥底で小さく揺れ動く火が
空を描いた少年は、憧れのままに羽ばたいた
数え切れない傷と共に
♪
産声が上がった その日から僕らの頭上に
高く青く聳えるような大空があった
君の目に映った 憧憬の色を濁すように
空を遮る雲は いくつ流れたろう?
夢に描き続けていたものが
あの月のように逃げるとしても
満天の空の星が君を照らしてきたんだ
黒く深い闇を飛んでいく
風の吹く方へただ進み続けている
誰の願いも負っていない
ただ彼のために羽ばたいた
傷の痛みも忘れていた
♪
たなびく夢が逸れないよう
繋いでいた心を
向かい風が襲って
君はそれでも笑った
いつもそのままでいい
どこまでも飛べますように
赤く赤くいびつに燃えている
胸の奥底で小さく揺れ動く火が
空を描いた少年は、憧れのままに羽ばたいた
数え切れない傷と共に
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