嘘みたいに寂しい朝
秒針はもう聞こえない
乾いた空気を吸い込んで
だるい季節の予感
寝起きでブサイクな顔が恥ずかしい
私を意地悪に笑う君はどこ?
夢みたいな淡い夜
星になってもう見えない
ラジオだけが喋る部屋で
溜息をついている
「愛してる」なんて下らないことは言わない
このまま二人で居たかっただけ
風に吹かれたくらいで
壊れちゃうような情けない愛じゃ
幸せは遠い国にしかない気がしてしまうのは当然だよね
「死ぬまで一緒にいて」なんて
ベタであり触れた笑えない冗談
馬鹿なフリして本気にしちゃえば良かったのかな
今更だけどね
♪
明日になれば更に過去
だからもう大丈夫
な訳ないから迷子の様に忘れる術を探している
もうきっと
君の名前が浮かぶことはない携帯を
意味もなく握りしめて眠ろう
雨に降られたくらいで
色褪せちゃうような儚い愛だって
平凡は特別に 闇は光に
感じられる魔法があったのにね
君より愛しい人なんて居ないから抱きしめた
顎を肩に乗せたまま二人の時間を止めちゃえば
良かったのかな
できっこないけれど
♪
「風が心地いいね」なんて
忘れちゃいそうな他愛ない会話
低い声も寝癖のついた髪も
我儘に全部触れて 愛していたかった
「死ぬ程後悔すればいい」なんて
強気で幼い 無理矢理な言葉で
引き止めて泣いてしまえたら
良かったのかな
「死ぬまで一緒にいて」なんて
ベタであり触れた笑えない冗談
馬鹿なフリして本気にしちゃえば
今も二人は
なんてね!
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