どうせ最後には恋に落ちて 魂を売る
自由があっても 僕らには時間がない
そこいら中で抱きしめあってる猫たちの茂みに
火を付ける ヤツもでてくる
「なあ置いていかないでくれ」
この渋滞の最後尾で
泣いてる声がする
それが合図になって
綺麗にみんなスピードをあげた
急げ急げ前に駆けろ
誰かの背に鞭を打て
サディストもマゾヒストも
サラブレッドみたいに崖っぷちで
歩みを止めずに愛しあえ
ここまで来たと振り向くな
荒野の先の墓で 横たわり眠れる
その時まで
♪
僕ら痛みを誤魔化すことに人生を捧げて
残された 味気のない骨
しゃぶり尽くして
奪いあって くたびれて空を仰ぎ
気が遠くなるよほんとに
「なあ喋りかけないでくれ」
生きる理由を言葉にはしない方がいい
それは姿をかえて
死神となり追いかけてくるから
急げ急げ前に駆けろ
偽の希望を前に吊るせ
リアリストもニヒリストも
同じ海を見下ろす崖っぷちで
歩みを止めずに死んでいく
倒れた誰かに振り向くな
生きたってラインを踏み
ゴールテープ切る その時まで
♪
吐いたぶんだけ 吸っているのは
誰かが吸って 吐いた 悲鳴にも似た輝き
せめて味わおう 甘くても苦くても
最後には皆同じ 真ん中にありつけるだろう
急げ急げ前に駆けろ
このルートは永遠じゃない
急げ急げ前に駆けろ
さぁ俺の背に鞭を打て
メダリストもディフィティストも
測りきれない空のもとで
歩みを止めずに競いあえ
勝ち負けはわからないさ
世界の果てを超えて
酒を飲み交わす その時まで
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