コンクリートが奏でるメロディーでおはよう
ベランダで踊る風が運ぶは
春の声と 排気ガスと
君がもう次の相手を見つけたとかなんとか
新聞にも載らない一面のニュース
教室は祭り 仕事は山積み
帰りたい 逃げ出したい
すました顔で幸せそうなら良かったって言ってみたいわ
ナンバー向かう遊園地 深夜3時の自販機
待ち合わせは南口の階段下
なんででしょう? どこに出かけようと
何かの気配がするよ
また誰かに取り憑かれちゃって
ベッドは半分しか使えないし
あれだけ太っていたクローゼットが
ダイエットしちゃったり
洗濯物は溜まっていく一方
存在も 原因も 身に覚えなどない
丸々と残っている
シャンプーを見て 胸が痛んだり
あれだけ嬉しかった玄関は
やけに重く感じるのです
親愛なる幽霊さまよ
どうかいち早く成仏を
「何食べたい?」今からすれば幸せの合図
ゴールがいなくなることだから料理は寂しいね
でも君は「それがいいの」と笑うから
「ふたり」も食べてしまったよ
他愛ない話をしたり 喧嘩してそっぽ向いたり
仲直りでオオカミが出た夜の
更新はもうお済みでしょうか?
明日の更新の時は 僕の頭もよろしく
ゲリラ豪雨と同じで
すぐに降り止むと思ったんだ
忘れ物した時と同じで
すぐに帰ってくるってさ
家を出て行く君のその一歩
眺めてただけだった
安心しといてね 電話なんてしない
曖昧にでも ちゃんと忘れていくよ
でもさ 思いもしないようなタイミングで
ばったりと出会うことがあるなら
どうか綺麗でいないで
誰かに取り憑かれちゃって
ベッドは半分しか使えなくて
あれだけ太っていたクローゼットが
ダイエットしちゃったり
洗濯物が溜まっていくことで
存在を再確認する大バカ者です
愛されていたのに
親愛なる幽霊さまよ
どうか姿を見せてくれよ
そして次があるなら今度こそ
いや ないか
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