朝霧が濡らした 木々の葉と草の
深い緑 幾重にまとう その森
なぜ今 連れもなく さまよいゆく少女
迷いのない 足取りはただ 先へと進む
"何を探すんだい?" 森の精は言った
"深いだけの この空虚に"
Wonder
"この森は 独り者の住処
友のいない僕のための 哀しい寝床"
"ならこの森は 誰よりも私の居場所
すべての愛する人 亡くした私の"
♪
少女のこめかみの 痣が疼くたび
親しい人が 必ず命 落とした
呪われし者だと 追い出されてから
歳をとらず 一人きりずっと ただ生きてきた
"もう誰もいない" 少女はつぶやいた
"疼き止み 人は消えた"
Wonder
"いつだったか 歩きはじめたのは
孤独なんて忘れるほど 時が経った"
"ならこの森を 今すぐに去った方がいい
親しさ知らぬ僕じゃ 君を癒せない"
♪
深い森のどこにも 終わりはなく
ならばせめて哀しみ 二人で分け合えたなら
Wonder
"この森は 独り者の住処
友のいない僕のための 哀しい寝床"
"ならこの森は 誰よりも二人の居場所
だからさあ 一緒にいよう"
"僕ら最初の" "いいえ 最後の"
"友達になろう"
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