絶えまなくせせらぐ川に
その身を映す揺らぐ空へ
舞い散るは想い出の樹の
黄金の葉よ
風を 琥珀に染めて
♪
せせらぐ川
揺らぐ翠玉
ひと気のない
町へ響く
空を隠す
新緑の森
弧を描いた鳥たちの影が
瑠璃色へ溶け
今も変わりない町並み
黄金色の小径
一年一度のその頃に
いつかまた帰ろう
あなたの眠る墓へ登る坂より望む町は
暮れゆく陽を背に描き
銀杏の木の葉が舞い踊る
吊り橋揺らした日の
あの懐かしい色に染まれば
今は亡き 父の 母の 暖かな記憶が蘇る
♪
崩れかけた
無人廃屋
蔦にまみれ
割れた窓から
覗く淡い面影
残された一枚の欠片
セピアの記憶
一年一度のその頃に
いつかまた帰りたいと願っても
戻りはしない
叶うなら あの頃の
日々を此処へ
絶えまなくせせらぐ川に
その身を映す揺らぐ空へ
舞い散るは想い出の樹の
黄金の葉よ
一年一度の
あなたの眠る墓へ登る坂より望む町は
暮れゆく日を背に描き
銀杏の木の葉が舞い踊る
セピアの記憶の中
一人佇む私の肩に
舞い散るは想い出の樹の
黄金の葉よ
風を 琥珀に染めて
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