切れる踏切と
曲がるはずの夜汽車と
聞ける筈ない空の音楽
ゆらり 文字も踊り出す駅から
今日は人が出てきた
こうやって 馬鹿騒ぎで
わかったふりして何もしない
あの日から停まるんだ 今日もこの場所
誰も見えはしない
誰も追えやしない線路を超え
まだ 見えぬようにと
目を伏せた今日も雨ね
♪
ここは何処か あたり見て周ったが
何もない(筈はない)
明日に消えてく(明日は来ない)
鳴呼 それは(だから)
何処となく(こっちまで)
向かってく(おいでよ)
だから(だけど)
口を閉じたの(聞いて欲しいの)
そっぽ向いて(こっち向いて)
ほんとは迎えがほしいの
あのね それじゃおやすみ
誰も見えはしない
誰も追えやしない駅を超え
また 見えるようにと
目を伏せた今日も雨
誰も見えやしない
私は何処へ消えたのか
あなたが来ないように
強く止めたはずだったの
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