おまえなんかに わかるかと
飛び出して いったまま
今夜も帰りは 午前さま
あんた あんたも浪花の男なら
この世の風の つめたさに
負けちゃいやです ねぇあんた
そりゃたしかに生まれも育ちも違います。
そやけどお互い、駆け落ちしてまで
一緒になった仲やないの。
時が変わったから言うて、
あんたの心まで変わるやなんて...
うちは、うちは、うちはほんまにかなしいわ。
母の手紙を 握りしめ
元気かと 言う文字に
答えてやれない 親不幸
あんた 死ぬまで一緒ときめた日の
手に手をとった あの涙
あんた忘れて しもたんか
身体ひとつを 寄せ合って
連れ添った 二人です
今更なんにも こわくない
あんた 人生晴れたり曇ったり
笑顔でたえる 夫婦道
ついてゆきます ねぇあんた
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