思い返す
代わり映えしない日
息を吸う事すらルーチンワーク
重心は少し後ろへ
心の中で乾きは潤せず鏡に映る目は虚ろで
埃だらけの宝物
溜息なら此処らで打ち止め
何が楽しくて
何が嬉しくて
何も分からなくなってる
だから泣いてるのだろう
何がしたくて
何が悲しくて
足を止めてる
倒れるかの様に横になる
涙はほろ苦く心を乱す
まどろみの中で長い長い夢を見た
目を覚ますとそこは
日常が非日常に
変わる瞬間 幻の様に
常識と非常識の
境界線で彷徨っているよ
漂ってる
きっと誰もが気付かないまま
このままいつまでも
少し寂しい気もするけれど
見知らぬ場所なのに何故か冷静
記憶の片隅に残されたメッセージは思い出せない
様変わりした世界
アテもなくふらふらと根無し草
輝いてる景色に目眩すら起こしそうだ
けど居ない誰も
気配はあるのだけれど
湖の畔 何かあるようだ
霧で見え隠れ 真っ赤な洋館
気をつけて
色とりどりのキノコ横目に森を抜けてく
山に入れば小じんまりとした神社を見つけた
思い巡らせ歩く
気づけば竹林で迷子
ひっそりと佇む館
そうかここは
日常が非日常に
変わる瞬間 幻の様に
常識と非常識の
境界線で彷徨っているよ
漂ってる
きっと誰もが気付かないまま
このままいつまでも
少し寂しい気もするけれど
辿り着く
ここまで紡いだ道程と数ある物語
迷い込む
この世界のスキマに人影を見た
幾度となく夢想した
理想郷が目の前に存在した
これは断じて勘違いなんかじゃない
自分が異分子であることは間違いない
気づけば前のめりになる
いつしか自ら飛び込む
リボンで結ばれた裂け目から数多の目がこちらを覗き込む
確かに見たあの姿
この目で確かめに来た
不意に訪れたチャンス
手にしたキッカケは乾ききった心を底から潤した
走るのは久しぶりだ
あまりにも眩しすぎた
迷い込んだこの世界のスキマに人影を見た
目を覚ますとそこは
日常が非日常に
変わる瞬間 幻の様に
常識と非常識の
境界線で彷徨っているよ
漂ってる
きっと誰もが気付かないまま
このままいつまでも
少し寂しい気もするけれど
辿り着く
此処まで紡いだ道程と数ある物語
迷い込む
この世界のスキマに人影を見た
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